9月1日はマテ茶の日

日本マテ茶協会|ラテンパワーの源 鉄分・ミネラル・カルシウムの宝庫 南米生まれの神秘の飲み物マテ茶をニッポン人に!

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マテ茶の飲み方

南米での本来の飲み方は、「マテ」又は、「グアンパ」という容器と「ボンビージャ」という先端にフィルターのついた金属のストローを使います。5種類の飲み方を紹介しましょう。

先ず、ボンビージャを使った飲み方。葉と茎と粉の混ざったマテ茶を6分目程入れて軽く混ぜ、まず湯冷ましの水を2分目位入れてからボンビージャを差し込み、沸騰してから少しおいた湯を泡が出てくるまで注ぎ込み、ちびちびと飲みます。何度も湯を継足して、何人かで廻し飲みすることもあります。この飲み方は「苦マテ」といい、スペイン諸国でスィマロン、ブラジルではシマウロンと呼ばれています。

2番目が、「苦マテ」に砂糖を加えたもので「甘マテ」といい、スペイン諸国で、「マテ・ドゥルセ」(ブラジルではドーセ)と呼ばれています。

3番目が、「マテ・ティー」と言われている飲み方で、今ではごく一般的にはこの方法で飲まれています。ティーポットに人数分の茶葉(一人分ティースプーン一杯)を入れ、沸騰直後の湯を注ぎ入れて3分程蒸らしてから、カップについで飲みます。この際、砂糖やミルク、レモン、ハチミツ、リキュールなどをお好みに加えてもおいしいものです。

4番目が、水出しでマテを楽しみます。マテは、お湯に限らず、水でも充分に抽出できるのです。アルゼンチンではこの飲み方を「テレレ」と呼んでおります。ティースプーン山盛り1杯のマテ茶葉を入れて、8~10分水に浸します。抽出後は、冷蔵庫で保存していただき、お好みでレモン、ハチミツ、リキュールなどを加えてもおいしいものです。

最後が、パラグアイで「コシード」と呼ばれている飲み方で、グリーンのマテ茶をナベで焦がして、砂糖を大量に入れて更に焦がしたものに水を注ぎ入れて少し再沸騰させたものを戴くものですが、これは大変香ばしくてコクがあり、ミルクを加えると一層おいしくなります。

マテ茶販売店

業者名業種電話番号
(有)葉楽輸入販売03-3439-9780
Aichi Uruguay(株)輸入販売
(株)アキュウェル・コーポレーション輸入販売047-406-3807
(株)アトリー輸入販売048-838-7110
老舗 ひじかた園販売042-722-3265
日本緑茶センター(株)輸入販売0120-821-561

(有)葉楽

マテ茶の他、世界のさまざまなお茶、紅茶、ハーブティーを手掛けています。

Aichi Uruguay(株)

マテ茶アドバイザー養成講座でお持ち帰りいただくマテ壺を購入させていただいています。会社所在地はウルグアイですが、日本に倉庫がありますので下記より購入可能です。
AICHI URUGUAY S.A.
住所: Paraguay 1547 Ed. Danubio of 802, Montevideo, Uruguay
メール arisak@uolsinectis.com.ar

(株)アキュウェル・コーポレーション

アルゼンチン・ラスマリアス社のブランド「タラグイ」マテ茶を直輸入販売しています。

老舗 ひじかた園

町田駅から徒歩4分のところにある老舗のお茶屋。マテ茶の茶葉、茶器の他、日本茶、中国茶、ハーブティーなどさまざまなお茶が楽しめます。2階のティールームではマテ茶をお楽しみいただくことも出来ます。
営業時間:1階 10:00~18:00 ※定休日:水曜日 2階 土日のみ13:30~17:00

日本緑茶センター(株)

ECサイトで、グリーンとブラックマテ茶のリーフ、ティーバッグ商品を販売しています。

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マテ茶の神話

グアラニー族の全能の神トゥパが創った緑に輝く森を、何時も遠い空からお月様のジャスーが見つめていました。

ジャスーは高い木々や、美しく流れる川が不思議でなりません。ある日、親友の雲の神アライに地上まで一緒に行ってみようと誘いかけました。初めは乗り気でなかったアライもジャスーの熱意に負け、一緒に行く事にしました。 人間の姿になり、二人はワクワクしながら森に入って行きました。鮮やかな緑の葉、美しい草花、透き通った川の流れに時が過ぎるのも忘れていました。

すると突然バキッと乾いた枝の折れる音がしたので振り返ると、なんとお腹をすかせた豹が今にも襲いおそいかかろうとしています。あまりにも突然の出来事で、元のお月様と雲の姿に戻るひまがありません。するとそこにみすぼらしい身なりの男が現れ、二人を助けようとナイフを片手に大きな豹の背中に飛びつきました。

争いは長く続き、豹を倒したとき男は疲れ果てていました。辺りは暗くなり始めていたので男は自分の小屋へ二人を案内しました。

そこには奥さんと、それはそれは美しい娘が男の帰りを待っていました。三人はジャスーとアライを温かくもてなし、最後の貴重な麦のパンをごちそうしました。ジャスーとアライはあまりの貧しさにびっくりしました。そしてこのような人里はなれた寂しい所にどうして住んでいるのか訊ねました。

男は、”私達一家はグアラニー族の仲間達と一緒に暮らしていました。そこで愛する妻と結婚し可愛い娘が生まれました。それは大変な喜びでしたが私達は娘が大きくなるにつれ娘の純情な美しい心が汚される野を恐れました。その心配は日に日につのり、とうとう親子で仲間から離れて暮らす事になりました”と二人に話しました。

あくる日、お月様と雲は空へ戻って行きました。月日が経ちましたが、ジャスーはあのグアラニー族の家族のことを忘れられません。そこでジャスーとアライはあの親切な家族に恩返しをする事にしました。考えた末、ようやく素晴らしい贈り物を思いつきました。

その夜、ジャスーは真っ白な衣で身を包み乙女の姿で森へ降りて行き、小屋の周りに空色の種を蒔きました。そして空に戻り、暖かく白い光で辺りを照らしました。アライは優しい雨を降らせました。 次の朝、男が目を覚まして表に出ると緑に広がる植物が庭一杯に輝いているのです。

びっくりした男は思わずひざまずいてしまいました。そこへジャスーとアライが空から降りてきました。ジャスーは昨夜植えたジェルバ・マテ(マテ茶)と言う植物の説明をしました。ジェルバ・マテとは友人の輪を大切にすると言う意味、そして作り方や飲み方を教えました。そのお陰で友人の輪が広がって行き、親子は幸せになりました。

月日が経ち、年老いた両親が亡くなり、悲しみに暮れた娘は別れの儀式を終え、突然姿を消してしまいました。その後、パラグアイのジェルバ畑に、時折白い衣の美しい女性が現れるそうです。パラグアイの人々、はジェルバの精になったあの美しい娘だと信じています。