9月1日はマテ茶の日

日本マテ茶協会|ラテンパワーの源 鉄分・ミネラル・カルシウムの宝庫 南米生まれの神秘の飲み物マテ茶をニッポン人に!

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当協会の見解

がん死亡割合の国際比較
人口10万対

資料:世界保健機関統計データベース
厚生労働省大臣官房統計情報部
「人口動態統計」

一部のインターネットサイトやそれを根拠としたテレビ報道について、誤った情報が流れておりますので、当協会としての見解をお伝えいたします。

報道内容は「熱いマテ茶を飲むとガンの発生率が高まる」と言うものでした。

確かに、マテ茶を飲むある地域では喉頭癌や食道癌の発生率が高いと言うことは言われています。しかしこれらはマテ茶がガンの発生率を高めているのではなく、マテ茶を飲む方法によってガンのリスクが高まっていると考えられます。マテ茶を常に飲んでいる地域ではシマロン(右写真上)と呼ばれる茶器を使いマテ茶を飲んでいますが(右写真下)、この器に熱湯を入れ、先端に茶こしの付いた金属製のストローでマテ茶を飲みます。その際、熱いものが一気に口の中から喉に流れ込みますので、熱いものが流れ込む事により喉や食道へのリスクが当然高まります。これはマテ茶でなくてもどんな飲み物や食べ物でも同じことです。

実際にマテ茶の成分を調べた研究結果によると、マテ茶にはガンを抑制する抗酸化作用のあることが発表されています。これはマテ茶に含まれているポリフェノール( フラボノイド) によるものです(文献データ参照)。更に、マテ茶の栽培されている環境を観ますと、アルゼンチンとブラジルの国境にあるイグアスの滝を中心に半径約500km 圏でもともと自生していた植物を現在でもその地域で栽培しており、農薬を過度に使用しなければならないような栽培は行っていませんので、農薬のリスクも少ないと考えます。実際に輸入されたマテ茶を数回にわたり200 項目の農薬検査を実施し、残留農薬の汚染は確認されていません。

また、マテ茶の消費量の多いアルゼンチンでの死亡要因を調べますとガンでの死亡率は、日本人よりも少ないと言う統計データがございます(世界保健機関統計データ、厚生労働省大臣官房統計情報部データより)。牛肉の消費量が世界でもトップクラスのアルゼンチン人が健康を維持しているのもマテ茶が寄与していることは大きいとされ、マテ茶を「飲むサラダ」とまで言われるぐらいです。

以上のことから、「熱いマテ茶を飲むとガンの発生率が高まる」と言うのは間違いであり、逆にマテ茶は「ガンのリスクを下げる」と言うことになります。しかし、マテ茶の伝統的な飲み方であるシマロンでマテ茶を飲用する場合は、熱湯を入れて飲むことは注意が必要であります。あまり熱すぎないお湯を使用し、一気に飲み込まず静かに飲むことをお勧めいたします。

世界でもマテ茶の健康に対する有用性が報告されていますが、当協会でも事実の情報を今後もお伝えして参る所存です。